〜アーミッシュからの、手作りの贈り物〜
アメリカに住む民族、アーミッシュが手作りしている石鹸です。
2011年、あるアーミッシュの夫婦が手作り石鹸のお店を始めました。
デビット・ミラーとクリスティーナ・ミラーの二人です。
私が彼らと出会ったのは、2018年の夏。
白い壁に囲まれ、暖かい光が差し込むクリーンな工房で、こだわりの石鹸作りを見せてもらいました。
「誰でも安心して使えるように、化学薬品を使わないで作ってるんだ」と語りながら、丁寧に手を動かすデビット。
はじめは近所のアーミッシュだけがお客さんでしたが、評判が評判を呼び、数年のうちに全米からオーダーがくるようになりました。
「今では、アーミッシュのお客さんが全体の8割、アーミッシュではないお客さんが2割くらいになってきたわね」とクリスティーナ。
私も石鹸を使ってみて、人気の理由がすぐに分かりました。
丁寧なつくり、優しい泡立ち、使うたびにうっとりするほどの良い香り……。
デビットとクリスティーナが何回も試作を繰り返しながら確立させた、材料の絶妙な配合が秘密だそうです。
私はすっかりこの石鹸に魅了されて、アーミッシュコミュニティに行くたびに購入するようになりました。
ある日デビットが、「最近ではカナダのお客さんにも届けているんだよ」と語ってくれました。
国外へ石鹸を届けることが出来ると知り、私はふと「日本のお客さんにも届けてみない?」と持ちかけてみました。
断られるかと思いきや、デビットは意外と乗り気で答えてくれました。
「日本か。行ったこともないし、これから行くこともない国だね。でも、日本の人達に僕たちの石鹸を使ってもらうことを想像すると、ワクワクするね」と。
アーミッシュは車を持たず、移動には馬車を使い、特別な理由がない限り飛行機に乗ることをしません。
よって、彼らが日本を旅することはないけれど、彼らの手作りした石鹸が日本にくる分には問題はありません。
「僕たちが日本に行くことはできないから、日本の人たちに石鹸を届けるのはマハ(私の名前)に頼むよ」
私はデビットとクリスティーナの想いをしっかりと引き継ぐことを約束し、出来上がったばかりの石鹸を持ち帰ってきました。
こうして、彼らの手作り石鹸が海を渡り、ここ日本に到着したのです。
〜手作り石鹸が作られる場所〜
* 石鹸は、デビットとクリスティーナの自宅の横にある工房で作られています。夫婦には6人の子どもがいるため、現在はほとんどデビットが石鹸作りをしています。大きい子ども達が石鹸のカットや、ラベル貼りを手伝ってくれることもあるそう。
* 工房には、石鹸を熟成させるための専用の部屋「キュアリングルーム」が併設されています。ここで4週間ほど寝かせることで、石鹸が熟成されます。
* アーミッシュは電力会社から電気を引きません。工房の動力は主に、ソーラー発電と天然ガスです。シンクの下にある棚は、古い納屋で使われていた木材で作ったそう。「なるべく環境に優しく、自然に帰れるようにしたい。だから、僕たちのブランド名は”Naturally Back to Basis”というんだ」と語っていました。
* 工房で石鹸を作っていたデビットから、日本の皆さんへ直筆メッセージをもらいました。
“日本の友人たちへ。
僕らの手作りのこの石鹸を、きっと気に入ってくれると思います。
石鹸自体が長持ちするように作りました。
デビッド・ミラーより”
〜手作り石鹸(レモングラス)の材料〜
ヘット(牛の脂を精製した油脂)、ココナッツオイル、精製水、水酸化ナトリウム、ひまし油、エッセンシャルオイルブレンド、シアバター、オート麦、ビタミンEオイル
〜石鹸作りの基本レシピ〜
* まずはオイルを液状に溶かしながら混ぜ合わせます。
* 温度を冷まして落ち着かせてから、石鹸の原料となるアルカリ液を少しずつ加えて混ぜ合わせます。30分ほど、混ぜ続けます。
* エッセンシャルオイルを入れて、香り付けします。
* 混ぜ合わせた石鹸液を型に流し込みます。保温しながら約1日、寝かせます。
* 1日寝かせた後に、固まった石鹸を丁寧に均等にカットしていきます。
* キュアリングルームという専用の部屋に保管し、熟成させます。
* たっぷり4週間寝かせたら、石鹸の完成です。
〜購入にあたって〜
○ アーミッシュの作るこちらの石鹸は、人工的な着色料・香料を使用しない無添加手作り石鹸です。
○ 一個あたり約106g前後(乾燥の進み具合などにより個体差があります)
○ 石鹸は、日本の薬事法上、雑貨として販売させて頂いてます。
○ 値段は一個1550円(送料込み)です。
○ 配送は、システム上「ゆうパック」と表示されますが、実際はレターパックプラスにて発送させて頂きます。
○ ワンピースと一緒に購入した場合、同封して発送させて頂きます。
〜石鹸を購入したお客様からメッセージ〜